2012年2月23日木曜日

27日+3日目:日本だって

中東リーダーシッププログラム、今日は東北へ。まずは蔵王で「農家のこせがれ」の平間さんを訪問。ハーブ農家のビニールハウスに、みんながゆるく集まれるカフェを作った。キーワードは楽しく。もちよられた廃材が大変身して作られた、とっても心地よい空間!少しカイロでみたエコビレッジを思い出しました。#menaleader


続いて仙台でコワーキングスペースを運営している5bridgeのはたけやまさん。革命と震災、発端は違うけれど、新しく社会を作っていく同志として、これからもつながり、取り組んでいければ嬉しい。こういう感覚を持っている方に会えることが嬉しい。#menaleader



5Bridge でお会いしたハーベストの中山さんの原点。27歳の時に就職先の倒産、失業を経験し、社会のことを全く知らずに大人になってしまったことに気づく。そこから色んな仕事、生き方があることを知る。人と会うなか気づいたのは、「人は真っ直ぐになんて進んでいない」こと。今、仙台では地元に残りたいという若者が増えている。問題は雇用。そういう若者たちに、雇われるのではなく想いをもってやっている大人を引き合わせたい。 そんな想いでやっているキャリア教育は年間4万人の学生にリーチしている。これに対してチュニジアのラジオ局のテレクがラブコール。是非、その教育コンテンツ、僕のラジオでもつかわせてください!って。こうやって繋がっていくんだな。 (Akiko)

2012年2月22日水曜日

27+2日目:アラブの若者×日本の若者

いつか、こうなって欲しいと願っていたこと。でもまさか、こんなタイミングで起こるなんて、、、、すごい。

アラブの春から生まれた新しいリーダーシップの形と日本が繋がり始めました。私たちの帰国と全く同じタイミングで、エジプト、シリア、ヨルダンの若きアクティビストたちが訪日! 昨日は宮地さん(こせがれ)、今日はエンパブリックさん、その後は仙台、石巻にも行かれるそう。自分自身、今までそれぞれに違う形で関わっていた人や動きがこんな形で繋がり始めることに興奮しています。

というわけで、帰国したばっかりの北代君と一緒に、明日は彼らの記者会見に行ってきます♪ その後は彼らと津田大介さんとのセッションも取材させてもらう予定。北代暁也、寺井暁子の暁コンビはまさかの延長戦突入です。(Akiko)


※Facebook Group「エジプトの1年後がものすごーく気になってしまう件」から一部抜粋

2012年2月16日木曜日

27日目:気が付けば最終日


気づけば最終日!やることはまだ沢山あるけど、私は法務省の待合室で“座り込み”をしています。今日は大好きな友達のリムが入籍とどけを出す日。彼女たちの結婚を認めてもらうまで、ここは動かない!。。。つもりなのだけど既に書類不備だの、証人の身分証明所が切れてるだので、朝の11時から3時間も申請しては追い返されが続いています。

クリスチャンの彼女とムスリムの彼。この2人が結婚する道のりは本当に大変で。ムスリム教徒が大半をしめるエジプトではクリスチャンの彼女の家族は結婚の証人になれないし(なれるのはムスリムの男性だけなのだとか)、生まれてくる子どもは自動的にムスリムとして登録されるルールになっているらしい。それはリムの家族にとっては辛いこと。

クリスチャンのリムのお兄さんも、外国人の私も、たくさんの友達たちも、紙にサインは出来ないけど、出来るだけ2人の結婚を祝福ムードで包みたくて、じーっと待ってます。

最終日までドラマ。飛行機乗れるかなあ...(Akiko)



本日、エジプトを出発。あっこは日本、僕はエチオピアへ。
最後は僕のエチオピア行きのチケットがキャンセルされていたことに直前に気づくというトラブルがあり、最後までドタバタでしたが、そのドタバタのまま、次のステップへ行くのも良いのかなと思ってます。
エジプトでは本当にたくさんのものを見せてもらいました!映像が出来上がったら、お知らせするので、ぜひ見てください!(Toshiya)



※Facebook Group「エジプトの1年後がものすごーく気になってしまう件」から一部抜粋 

2012年2月15日水曜日

26日目:少し先の未来を予想する

初めて会った時に「僕の役割はきっと、少し先の未来を準備すること」って話してくれたモンギー。彼のお家に招かれて訪ねていくと、彼の仲間たちが集まって、南アフリカがアパルトヘイトの後にどう今までの分裂と向き合い溝を埋めようとしたかに焦点をあてたドキュメンタリーを見ていました。かなり衝撃的な映像で、一人では見れなかったなあ。

見終わったあとに、みんなでダイアログ。どう感じたか、その方法がエジプトでも使えると思うか、どうしたらエジプトに沿った形になるか―。最初は仲間うちでどんな意見が出てくるかを体感して,今後はいろんな分野の知り合いを巻き込んでいく。

今はまだ混沌としてるけど、少し先の未来には、独裁政権を支持した人と反対した人、軍を支持する人としない人、衝突の中で家族を失ってしまった人、革命が生み出した傷を癒さないと前に進めないフェーズが来る。その時に、同じアフリカ大陸の事例を参考に出来ないかとモンギーは考えてる。

僕はリーダーじゃないよ。そう彼は言うけれど。長期的な視野と、大陸視点。アイディアを実行できる人脈の広さとプロセス設計に、力強いリーダーシップを見たのでした。(Akiko)

2012年2月14日火曜日

24・25日目:メディアセンター取材メモ


コミュニティーに属する人々がオーナーシップを感じられること。仕事じゃないようなしごと。ヒラエルキーをつくることを極力抑えて、有機的に回す仕組み。そこに行けば友達に会える場所。フィジカルな開かれた場に人を集めることで違う経済層の人達同士に「関わり」を持たせる。そこから貧富の差の問題をタックルする。そして、あえて全てをオープンにすることで、いざというときはコミュニティーに守ってもらう。

メディアセンターにも、コワーキングスペースにも、革命とタハリール広場の経験が活かされていると思う。リーダーのいない革命、それは、意識的にリーダーを作らない革命。なんか見えてきた。(Akiko)



※Facebook Group「エジプトの1年後がものすごーく気になってしまう件」から一部抜粋

2012年2月12日日曜日

23日目:チェニス支部より


たつろうさんから、Facebookにお便りが!

エジプトに行くにあたって、年末いろいろと相談に乗ってくれていた、たつろうさん。
去年の革命の最中も「カイロのタハリール広場に行ってきたらいいじゃないですかー」と背中を押してくれた数少ない人の一人でもあります。


2/8にFacebook Groupに書きこんでくれたお便りをここにも載せておきます。こうやって色々なところからつながれるのって本当に素敵。





チュニジアより

昨日チュニジアに着きました。
1年半ぶりに訪れるチュニス。
どんだけ変ってるのかなーと思ったけど、そりゃぱっと見は、何も変っていないわな。
ベンアリの写真がどこにもないくらいのものでした。
街にもすこーしだけ戦車と軍、有刺鉄線があったかな。
内戦があった訳でもないので、街としては以前の街と同じですわ。

それよりも、チュニジア人の内面が変っていてこれにびっくりしました。

今まで国内の政治の事に関してはタブーのように語れず、ベンアリ系の権力がものを言い、どこかで監視されている世界だったのが、そういう圧力が一瞬にして無くなった訳で。
長年チュニスに住んでいる日本人が、
「これまでチュニジア人に圧し掛かっていた重たい雲のようなものがものが、一気に吹き飛んだ」
と形容していましたが。
一言で言えばチュニジア人に対する抑圧というものがなくなって、スッキリ快晴な訳です。

そりゃぁ、経済状況もよくならなければ、政治だってまだどうなることやらって感じですが。
しかし『民衆で勝ち取った民主主義』という意義と誇りを強く感じました。
ちなみにこの点において、『エジプトの革命は民主主義に至っていない』とチュニジア人は語りますが、どうなのでしょうね。

そうそう、内面で変った事と言えば、アジア人に対する野次が少なくなりました。
以前のチュニジアを知っている人からしたらびっくりですね。
何故でしょうね。自分たちが起こした民主性の誇りでしょうか。抑圧がなくなってスッキリしているからでしょうか。

ともあれ、
自分たちでもたらした民主主義に誇りと希望を持っている
この二日で感じたところは、そんなところでしょうか。

こういうのって、その後の国民性とかにつながっていくのだろうな・・・と思うと、エジプト人が誇りと自信を持つような革命の結果になるといいのですが。

以上、チュニス支部より





※Facebook Group「エジプトの1年後がものすごーく気になってしまう件」から一部抜粋